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チェルノブイリへの旅


元は英語のページですが、協力者の方が日本語に翻訳されたみたいです。ガイガーカウンターを持ちながらの、バイクでの旅が写真の風景とともに綴られています。

- ゴーストタウン - チェルノブイリの映像 - エレナのチェルノブイリへのバイク旅

以前、様々な核爆発の映像を公開しているサイトを紹介しましたが (当該記事)、あちらが動的に訴えかけてくるものだとしたら、このバイク旅は淡々と静的に訴えかけてくる感じがします。

前に、大型サーバがそうなったように、原子力発電のような形でエネルギーを生み出すのは時代遅れで、これからはインターネットのような小規模分散型の発電の時代になるのではないか、というようなことを書きましたが (「使用済み核燃料処理コストの資産を隠蔽?」「もんじゅ再開 - 日本の原子力行政はどこへ行くのか」)、ダイムラークライスラーのサイトに載っている対談でもそのような方向が示されていました。

DaimlerChrysler - 環境について
屋根の太陽電池や自動車の燃料電池による自家発電など、分散型電力という概念は、なぜ急に社会に浸透し始めたのでしょうか?

リフキン:歴史的に、新しいエネルギー体制と、人々の新しいコミュニケーション形態が結びついたときに革命は起こります。その例として、蒸気動力や石炭と印刷機、石油や内燃エンジンの指揮統制機能となった電信や電話が同時に発展したことが挙げられます。現代のソフトウェア、デジタル技術、パソコン、ネットワークなどは、1990年代のコミュニケーション革命の中核を成すものといえます。これらの技術が、水素貯蔵の機能を備えた分散型再生可能エネルギーと結びつけば、第3次産業革命へと発展するでしょう。

自動車会社が、原子力や化石燃料システムを時代遅れとし、このような再生可能エネルギーを論じる対談を載せるようになってきているということは、自動車会社ですら (だからこそ?) 今までのエネルギーシステムの終焉に気付きはじめているからではないでしょうか。

Posted: 火 - 4月 26, 2005 at 02:37 AM               Hatena Bookmark



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