親戚や知人の Windows マシンのセットアップやメンテナンスすることが時々あるのですが、インターフェースが直感的でないだけでなく(慣れればいいんでしょうが)、設定したり気をつけなければいけないことが多くて手間がかかります。Mac はわからないから・・・という理由で Windows を選ばれたりするのですが、そういう人は「わからない」のではなく「知らない」だけだし、こんなマシン (Windows) を初心者がメンテナンスして行くのは大変だなぁ、と、いつも思うのです。

実際には、メンテナンスなんてされないわけで、そういうマシンを久しぶりに見に行くと、むごいことになっていることが多々あります。

セットアップの場合でも、最低以下に挙げたことくらいは、やらないといけないですし、なかなか面倒です。

・最新のセキュリティアップデートの適用
・ウイルス対策ソフトの導入
・ファイアウォールを有効にする (最近は有効状態がやっとデフォルトになったようですが)
・スパイウェア対策ソフトの導入
・Outlook Express 以外のメーラの導入

　などなど

メーラにしたって、よくわかっている人が使う分には、Outlook Express でもよいのかもしれませんが、結局、デフォルトのまま Outlook Express を使い続ける人はよくわかっていない人たちですから、ウイルスばらまきの温床になったりします。(いくつかメーリングリストの管理もやっているので大変です。添付ファイル禁止にはしてあるものの、訳の分からないメールが、しかも差出人詐称で流れてくるし、しかもそのことを正確に理解していない人が大多数ですから。)

Internet Explorer も結構やばいですね。次に面倒見ることがあったら、Firefox に切り替えて、必要なときだけ IE を使うように指導しないとあかんですね。

最近ではウイルスに加えて、スパイウェアの脅威もあるから、輪をかけて大変です。このページを見ている Windows ユーザで対策してない人は「スパイウェア対策をしよう」などを読んで、対策した方するべきです。

確かに Windows じゃないとできないことや動かないソフトはあるし、初心者として安心したいために普及率が高い Windows を選びたい気持ちはわかるのですが、これだけ問題が多くなってくると、客観的にもあまりお勧めできないと思うんですよね。

会社のパソコンでも、1台につき、20ものスパイウェアに感染しているという記事もありました。

ITmediaニュース：会社にもまん延するスパイウェア——PC 1台に20個感染

特に憂慮すべきは悪質なスパイウェアへの感染率の高さで、5％がシステム監視プログラムに、5.5％のPCがトロイの木馬に感染していたと同社は報告している。アドウェアはPC 1台につき2.5個インストールされていた。

管理者の苦労が思われます。

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