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Butler はものすごく便利!


ちょうど日本語化されたこともあり、Butler の紹介をしてみます。

多機能なユーティリティで、すべての機能を紹介し尽くすことはできませんが、私が重宝している機能を中心に紹介します。

一言で Butler を紹介するなら、「多機能ランチャ」でしょうね。
Spotlight 風の呼び出し方、キーボードショートカットでの呼び出し、メニューバーからの呼び出し等々、様々な方法で、アプリケーションやファイルにとどまらず、いろいろなデータを呼び出せます。検索もできますので、Tiger 以前の機種でも Spotlight 検索の代わりのようにして使うこともできます。

同種のユーティリティには、QuickSilver などがあって、QuickSilver も捨てがたい便利さがあるのですが、私にとっては Butler がいちばんです。(余談ですが、Butler の作者 Peter Maurer さんの作るユーティリティは、どれもセンスがよいと思います。TextpanderWitchService Scrubber なんかも重宝していますが、それらの紹介はまた別の機会に。)


■ AppleScript (Title+URI+Text.scpt) にキーボードショートカットを

まず、便利なキーボードショートカットの割り当て方を。ショートカットの割り当てに特化したユーティリティには Spark などもあるのですが、Butler の優れている点は、有効なアプリケーションや除外アプリケーションを指定できることです。

以下の例は、Safari で表示しているページのタイトル、URL およびテキストをコピーする "Title+URI+Text.scpt" にショートカットを割り当てた例です。

Butler の設定画面の左下の「+▼」から、「ファイル」を選び、Title+URI+Text.scpt を選びます。Title+URI+Text.scpt は、インストーラを使っていれば、ユーザのライブラリの Scripts フォルダ直下か、Scripts/Applications/Safari にあるでしょう。スクリプトの場所を指定したら、「オプション」の設定で「AppleScript を実行」を選びます。


次にショートカットを割り当てます。「トリガー」で設定します。私は command + option + C を割り当てています。

他のアプリケーションのショートカットとぶつかってもよくありませんし、そもそも Safari 専用のスクリプトなので、「例外」で「以下のアプリのみ有効」を選び、Safari を指定しておきます。


これで完了です。Safari で command + option + C を押すと、最前面に表示しているページのタイトルと URL と選択テキストがコピーされます。メールで友達に知らせるときや、ウェブの掲示板に紹介するときに便利です。(個人的には、Safari に標準で付けてくれてくれてもよいくらいだと思っています)


■ ペーストボード (クリップボード) の履歴

2つ目に紹介する Butler の便利な機能は、ペーストボードの履歴機能です。ペーストボードの履歴は一度使うと手放せない機能で、OS 9 以前では、CopyPaste を使っていましたし、CopyPaste が OS X にすぐ対応しなかったので、OS X ではずっと PTHPasteboard というフリーウェアをごく最近まで使っていました。

Butler でペーストボードの履歴を使うには、設定画面の左下の「+▼」の「スマートアイテム」から「最近使ったペーストボード:メニュー」を選びます。(もちろんお好みによって「最近使ったペーストボード:ウインドウ」の方を使っても構いません。)

ホットキーにキーボードショートカットを設定して、「マウスの近くでメニューを開く」を選びます。



ここでは、command + option + shift + V を割り当てていますが、割り当てたショートカットを押すと、以下のようにペーストボードの履歴が表示されます。履歴はマウスクリックでもペーストできますし、番号で選択してペーストすることもできます。



どうですか?便利そうでしょう?

Posted: 水 - 2月 1, 2006 at 01:41 AM               Hatena Bookmark



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