本ブログの更新は停止しています。更新は新しいサイトの Travellers Tales で行なっています。

「ソニーが復活する日」の記事内容に突っ込み


この記事は Sony の現状と今後について分析を加えていて、なるほどと思うこともあるのですが、知識不足その他、どうかなーと読んでて思う箇所が何回かありました。

戦略ケース ソニーが復活する日−見えない資産の融合なるか (2005年)
iTuneというのは、パソコンをジュークボックスに作り替えるソフトだが、このソフトウェアが、単に音楽CDをMP3に変換するものではなく、Dos/vのPCでも動作し、「iTunes Music Store」とも連動する、無料のオープンソフトウェアであり

「オープンソフトウェア」をどういう意味で使っているのか知りませんが、オープンソースのことだとしたら、大間違いですね。無料のソフトウェア、くらいの意味でしょうか。

iPodは実は、日本国内ではダウンロードできないという問題があり、日本ではiPodを持っても実はあまり意味はなく、ファッションで売れている、というのが現状だ。

ファッションはあるでしょうけど、ファッションだけでこれだけ売れませんって。「日本ではiPodを持っても実はあまり意味はなく」なんてよく言えますね。この人は、自前の CD などの音源を持ち歩こうと思ったことはないのでしょうか。

また、この人、以下のようなことも書いていますが、アメリカでしかダウンロードできない 100万曲と、日本でしかダウンロードできない 10万曲を比較する意味があるのでしょうか?

iPodの、ヒットの要因のひとつは「iTunes Music Store」というサイトを通じて、インターネットを通じて音楽をダウンロード出来るサービスを提供している点にある。このサイトでダウンロードできる曲は100万曲で、1曲当たり99セントで提供されている。2005年3月2日にはダウンロード件数が合計3億曲を突破した。同じようなサービスをソニーが「mora」というサイトを通じて提供しているが、10万曲程度しかダウンロード出来ない。

わたしが揚げ足取りしているようにも見えると思いますが、でも記事のそこここに誤ったことが書いてあると、全体の信頼性もなくなりますよねー。所詮 SPA! の記事か・・・。加筆してこのレベルじゃ・・・ね。

Posted: 木 - 4月 21, 2005 at 12:31 AM               Hatena Bookmark



©