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パソコンに AV 機能は必要か


テレビチューナ、録画機能てんこもりのパソコンがはやりですが、そんなものに力を入れてもあまり先が見えないと思うのですよねぇ。

もちろん一部のユーザには、こうした AV 機能は欠かせないものだし、フル活用していると思われますが、一般消費者の目から見て、果たしてそんなものが必要か、疑問に思ってしまいます。そんなことを考えているところに、こんな記事を読みました。

ITmedia PCUPdate:日本の「パソコン」はどこへ行く?
日本のPCメーカーはAV機能を搭載することで、“PCの危機”を乗り越えようとしているが、それがかえって“PCの不必要さ”を浮き彫りにしているように見える。

正鵠を得ている感じがしますね。同記事には、以下のような指摘もありますが、これもその通りと思います。
パソコンを買う初心者が怖がるのは、「もしかしたら自分が何かやりたくなったときにこのパソコンで大丈夫か」というところだろう。だから、「とりあえずフルスペック」に走ってしまう。

テレビ機能にしろ、テレビだって見れた方がいいし、好きな番組を取って録画編集しよう!などと思って買うのでしょうが、実際にはそこまでしない人が大多数でしょう。知り合いにもテレビ録画できる VAIO を買って、メールとウェブ以外に使っていない人がいます。もっと安いパソコンで十分なことしかしていないのです。買う前にはいろいろあれしたい、これしたい言っていたと思うのですが・・・。

Apple はこのあたりの見極めがうまいと思います。Mac にはテレビ機能がないから・・・みたいなことを言う人が時々いますが、テレビ見るだけなら外付けで十分だと思うんですよね。編集もばりばりするっていう人は内蔵してほしくなるのかもしれませんが、一部のユーザのために必須ではない機能を搭載することもないと思います。だいたい、パソコンとテレビでは使う距離が違いますが、購入前にはそんなことにも気がつかないものです。

この ITmedia の記事の後半は、ではそういうパソコンがいいのか、という話になっていきますが、そこでノートパソコンが主流になりつつあるという記述があります。
そんなノートPCですら、デスクトップと遜色ないマシンが登場している。これは家庭やオフィスにおいても、もはやデスクトップではなく、ノートPCがパソコンの本流となりつつあることを示している。

Apple は、すでに去年の段階からノートブックの年になると言っていましたし、それは正しかったと言えるでしょうね。

また、記事にはこんな記述もあります。
ただし日本人受けするためにこだわらなければらならいのは、所有欲をそそるデザインと、工業製品としての作りの良さだ。本体が変な色しかなかったり、隙間が空いてたり、持ち上げるとギシギシいうようなものは、いくら安くても日本人の気質にはそぐわない。

「所有欲をそそるデザインと、工業製品としての作りの良さ」という点は、Apple 製品はばっちり満たしていますね。iPod のハロー効果 (halo って後光のことですよね) で、Mac ユーザも徐々に増えているということだし、今後に期待したいものです。オラクルが Xserve RAID を勧めた、っていう記事もありますね。

オラクル、アップルのXserve RAIDを支持 - CNET Japan
データベース最大手のOracleは米国時間6日、ストレージコスト削減に向けた取り組みの一環として、Apple Computerのラックマウント・ストレージシステム、Xserve RAIDの採用を支持した。

Posted: 火 - 12月 7, 2004 at 10:20 PM               Hatena Bookmark



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