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Tiger の新機能を一足先に


Tiger のプレビューがムービー付きでアップルのサイトで見れるようになっています。WWDC 2004 後にある程度は公開されましたが、いよいよ正式リリースに向けて、機能が洗練されてきたようです。

林檎はいかがですか? | Tiger ツアーで一足先に未来を体験しよう!経由で公開されているのを知りました。「 フルスクリーン再生を選ぶと、まるで自分のマックがTigerになったようです。」と書かれていますが、その通りです。

アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー

以下各機能について簡単に感想を。

Spotlight - あっという間に関連ファイルがピックアップされてくる様子を見ていると、第2のファイルブラウザという感じがします。ファイル以外にもメールなども検索されるので、慣れたらやめれないかも。画像をプレビュー付きで出てきます。

Dashboard - 標準の Widget もすいぶん増えています。Sherlock に含まれているものが多いようです。Sherlock は意外と便利なのですが、あまり活用されていないのが現状だと思います。Dashboard は、普段は隠れていて必要なときだけ出てくるというこの発想はさすがですね。発表時には Konfabulator のパクリだと言われましたが、普段、表示されているか、いないかというのは大きな違いだと思います。欲を言えば、Widget の中でも常駐させられるものを選べるようになっているといいですね。

Safari - ウェブブラウザ Safari にも RSS 購読機能が搭載。個人的には今は NewsFire という RSS リーダを使っているのですが、それより便利になるのかが気になるところ。プライバシー保護機能、ウェブページのアーカイブ保存機能、こども向けにアクセス許可サイトのコントロールなどの細々したアップデートも嬉しいですね。

Mail - 標準メールソフト Mail は外観も新たに大幅アップデートの模様。まず嬉しいのがスマートメールボックス。設定した条件に従いメールを自動的に抽出してくれます。メールアカウントや振り分けルールや作成したメールボックスなどの情報も .Mac 経由で同期できるようになっています。添付されてきた画像のスライドショーなんかもできるみたいです。撮った写真をメールで送ってくる人は増えてますから、意外に使えるかも。

iChat - なんといっても、4人同時ビデオ会議、10人同時音声チャットができるようになったのがすごいですね。低スペックのマシンでもちゃんと動くんでしょうか。Windows ユーザともスムーズにビデオチャットができると嬉しいんですが。現状でも 英語版 AIM の最新バージョンを入れれば、ビデオチャットは一応可能なようです。(なかなかうまくいかないことも多いみたいですが)

Automator - GUI で直感的に Mac の自動化をはかれるユーティリティです。AppleScript に対応してないアプリケーションもコントロール可能なのが素晴らしいですね。一見地味ですが、日々の作業を自動化できるこの機能には、かなり注目してます。

VoiceOver - GUI が視覚によるインタフェースなら、こちらは聴覚によるインターフェースです。今までも Mac OS X にはテキストの読み上げ機能が搭載されていましたが、それをかなり発展させたもののようです。惜しむらくは、日本語未対応であること。3rd party で実現してくれるところはないでしょうか。読み上げだけなら、ドキュメントトーカというアプリケーションが今現在もあります。

ParentalControl - 主にこども向けに、ほかのユーザの可能な操作を制限できる機能です。今でも使えるアプリケーションの制限などはできましたが、もっときめ細かなコントロールができるようです。親がこどもの操作を制限することの是非はともかく、長崎の小学校の同級生殺人事件にようなことがあると、こうした機能を欲する親御さんはいそうです。

.Mac Sync - iSync を用いて行っていた同期機能が、OS に統合され、さらに強力になっています。上で Mail の同期に触れましたが、その他にもキーチェイン (パスワード管理) なども同期でき、それらをバックグラウンドで意識させることなくやってくれるようです。こうなると有料サービスの .Mac ですが、OS の一部という感じですね。ネットサービス部分が .Mac ということですね。年間 US$99.95 ですが、その他の機能も含め元は今でも取っていると思います。同期の機能は、複数台の Mac を使っているとありがたみを感じますよー。

QuickTime 7 - QuickTime も大幅アップデート。Mac のマルチメディアを陰で支える QuickTime ですが、バージョン 7 になり、単なるプレーヤからは大きく踏み出しているようです。直でムービーを取り込んだり、書き出しもより柔軟になっているようです。

テクノロジー - H.264UNIXXcode64 ビットCore Imageセットアップアシスタントが取り上げられています。 この中で特に言及するなら Core Image でしょうか。GPU (Graphics Processing Unit) を直接コントロールすることにより、驚くほどの画像処理を可能にしています。これのお陰で、通常 Photoshop などの専用アプリケーションで行う画像処理が簡単にできるようになるようです。

時期 Mac OS、Tiger が発売されるのが楽しみです。

Posted: 月 - 1月 17, 2005 at 02:19 AM               Hatena Bookmark



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