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iTunes Music Store の成功やいかに


iTunes Music Store も後1週間もすれば、開始後1ヶ月です。開始から4日間で 100万曲売ったのですから最初の勢いはすごいものですが、1ヶ月の成果はどう出るでしょう。

また、Yahoo が音楽配信サービスをはじめたり、タワーレコードが Napster と組んでサブスクリプションのサービスを始めることが決まっていますが、iTunes Music Store の脅威となるでしょうか。私はあまりならないと思っていますが、そのあたりの考えがちょうど ITmedia で記事になっていたので紹介してみます。

私が以前にコピーコントロール CD の話題で、不正コピーされて消費されるような音楽は、所詮その程度のものなんじゃないか、と書いたことがありますが、趣旨としては同様のことだと思います。

ITmedia ライフスタイル:人はなぜ音楽を買うのか (2/3)
かつてP2Pが全盛のときに、タダで手に入れたMP3でも、それがいいものだったから改めてCDを買う、という行動が少なからず見られた。この場合、すでにファイルという形でコンテンツ所有はしているのだから、単純な意味での所有欲は満たされたはずである。
 そこにわざわざお金を払って音楽CDを買い、結果的にはもう一度自分でMP3ファイルにして聴いたりするわけである。そこにはそのアーティストに対する報償を払う気持ちがあり、音楽を聴くという精神的体験に対して、「参加する価値がある」と認めたと考えられる。

サブスクリプションサービスは、この所有欲、参加欲を満たすという点において、やはり脅威になりえないと思っています。だって、誰だってお金払うのをやめたら聞けなくなっちゃう曲にお金払う気はあんまりしないでしょ?

そして、購入したものへの強すぎるコピー制限、デジタル著作権管理 (DRM) がユーザの不満をなぜ起こすかについても以下のように書かれています。(分析するまでもないですけどね)

ITmedia ライフスタイル:人はなぜ音楽を買うのか (3/3)
したがって購入したコンテンツが、「ダウンロードしたPCでしか聴けません」、「音楽CDを作るなんてとんでもありません」などという制限がかかると、咀嚼欲を制限された不満足感を感じる。欲とは、自制する分には健全だが、他者から制限されると反発を生むものである。

Yahoo! ミュージックは広告がある代わりに無料のサービスですから、ラジオみたいなものとして定着するかなと思います。

それにしても、これ↓は萎えるよなぁ。何を「ご了承ください」なんだろう。他の音楽配信サービスも Mac 非対応だから同じなんですけどね。
Yahoo!ミュージック - よくある質問
Macintoshでも使える?
 Macintoshではご利用になれません。ご了承ください。

Posted: 月 - 8月 29, 2005 at 01:51 AM               Hatena Bookmark



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