本ブログの更新は停止しています。更新は新しいサイトの Travellers Tales で行なっています。

AppleViiv に期待


Mac 界の人だけでなく、いろんな業界の人が何が発表されるのか固唾を呑んで見守っている Macworld ですが、Intel Mac と同時に、Apple Viiv が発表されることを期待しています。

この Intel の提唱している Viiv というもの、さっぱり実体がわからなくて、CES では Viiv が実装されたマシンまで発表されているのに何ものなんだか、よくわかっていませんでした。いろいろ記事を読んでも記者の人もよく実体をつかみきれていない感じでした。

私は IT Pro に出た以下の記事を読んで、ようやく実体というか Viiv の可能性がわかってきた気がします。

IT Pro:Jobs氏は明日「AppleViiv」を発表するだろう
Intelが提唱するホーム・ネットワークであるViivの特徴は,コピー・ガードされているコンテンツをホーム・ネットワーク内で配信する際に,各社が実装するDRMをすべてDTCP-IPに変換することだ。変換するソフトウエアは,各DRM技術のベンダーが開発することになっている。こうすれば,Viivのホーム・ネットワークは,あらゆるDRMコンテンツの配信に対応できる。

AppleがViivを採用するのではないかと記者が考えた根拠の1つが,Viivのホーム・ネットワーク内では各種のDRMをDTCP-IPに変換するという仕組みになっていることである。

IT Pro:【CES2006】浮き彫りになったホーム・ネット戦国時代の構図,米AppleもIntelのViiv対応機発表か?
ダウンロードしたコンテンツを蓄積するViivサーバーは,現時点では「Windows Media Center PC」になっている。しかし関係者によれば,Windowsはあくまでも選択肢の1つに過ぎなかったという。本来は,Intelが指定する「カスタマ・エクスペリエンス」が実現できればよく,OSはLinuxやMac OS Xでも構わない---はずだった。

また特徴的なのは,Viivでは動画コンテンツ配信における著作権管理(DRM)技術を規定していないことだ。基本的に何でもよい。その代わり,Viivのホーム・ネットワーク内では,各種のDRMで保護された動画データを1度復号し,再度「DTCP-IP」というDRMで保護してから配信する。この「DRM保護コンテンツの復号と再暗号化」を実行するソフトウエアは,各DRMのベンダーが提供する。

Viivサーバーから動画データを受け取り,それを画面に映し出すのは「Viivクライアント」の役割だ。Viivクライアントも仕様が決められている。基本的にはDLNAガイドラインに準拠しているが,ユーザー・インタフェースの部分がIntelによって拡張されている。ユーザー・インタフェースはViivサーバーがHTMLで生成し,Viivクライアントはブラウザで表示するだけだ。
こう考えて浮かび上がってきたのが「Mac版Viiv」というアイデアである。AppleがIntelの作った枠組みに乗っかれば,1からパートナを探さなくても,ホーム・ネットワーク市場にアプローチできる。Fair Playを他社にライセンスする必要はない。Fair PlayをDTCP-IPに変換するプラグインを提供すればいいだけだ。

Mac の CPU を Intel に移行する決定をしたのは、実はこういう理由があったんじゃないかと想像すると楽しいですね。さて、あと1時間後くらいには、このあたりのことが明らかになるわけですが‥‥。楽しみです。

Posted: 水 - 1月 11, 2006 at 12:44 AM               Hatena Bookmark



©