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イラクと戦闘地域と保険


海外旅行保険 (海外障害普通保険) は、戦争や天災などによる被害は対象になっていません。(海外旅行保険だけでなく、傷害保険一般がそうなっています。) そこで今問題となっているのが、イラクで亡くなったジャーナリストの橋田さんのことです。戦闘地域であることを理由に AIU が保険の支払いを拒否しています。

この件は、勝谷雅彦の××な日々。で取り上げられています。
湾岸戦争でもカンボジアの時も保険をかけようとすれば戦争保険しかなかった。目の玉が飛び出るような掛け金がいるのである。ところが今回「まあ一応」と講談社の総務を通じて申し込んだ保険は易々とかかったではないか。何故か。「イラクは非戦闘地域である」と日本国首相が言って下さっているからである。

そうなんです。首相はイラクでの戦闘は終結したと、今まで説明してきているわけです。橋田さんの遺族は、保険金が払われないことに対し、以下のように言っています。(参照:イラクで死亡の橋田信介さん AIUが保険金支払い拒否)
『戦闘地域』を理由にした支払い拒否を裁判所が認めれば、小泉純一郎首相やアメリカのブッシュ大統領の『戦闘は終結した』との認識が誤りになる。

この矛盾を首相はどう説明してくれるのでしょう?

ちなみに傷害保険の約款には、大体以下のような内容のことが書かれています。
次に掲げる事由のいずれかによって生じた障害に対しては、保険金を支払いません。

戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱、その他これらに類似の事変または暴動(群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく平穏が害され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます)

Posted: 金 - 10月 22, 2004 at 02:38 AM               Hatena Bookmark



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