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サミットで小泉首相が多国籍軍参加を表明


自衛隊が多国籍軍に参加するって、とても大きなことだと思うのですが、こんなこと内閣が勝手にきめていいのでしょうか。

国民の議論はおろか、国会での議論もないまま、こんなことを政府が決めてしまうのは間違っていると思います。サミットでそういうことを表明するつもりなら、それなりの国民的議論が必要ではないでしょうか。その方針に賛成するしないは別にしても、日本は国の基本法である憲法で、軍隊を放棄すること、紛争解決の手段としての武力行使を放棄することを述べているのですから。

「武力行使を伴わない業務に限って参加することを否定しない」 とのことですが、自衛隊が多国籍軍の一員になったとして、その軍が対峙すべき相手が、その国 (日本) が武力行使を伴っているか否かなど気にするわけがありません。

いまだに小泉首相が改革を断行してくれるよい首相だ、なんて思っている人がいるなら考えを改めた方がよいですね。小泉政権になってから多少の改革はなされてますが、改革はじり貧の不況にある日本が避けては通れない道ですから、小泉首相ではなくても遅かれ早かれ行われたでしょう。また、時々報道される小泉首相と守旧派の衝突というのも、小泉政権は改革派だと思わせて国民をだまそうとする、体のいい出来レースにしか私には見えません。改革する小泉首相という偽物のイメージのための、作られた演出ではないでしょうか。

Posted: 木 - 6月 10, 2004 at 12:56 AM               Hatena Bookmark



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