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携帯電話の電池寿命は短くされていた?


知っている人には当たり前のことなのかもしれませんが、携帯電話の電池の寿命は故意にとは言わないまでも、長く持たないように放置されてたと言えるかもしれません。

NTT DoCoMo が、2年以上同一端末を使ったユーザーに新品の電池パックを無償提供すると発表しましたが、これに言及した記事が出ています。

ITmediaビジネスモバイル:MNPを前に“時限爆弾”のスイッチを切ったドコモ
しかし今回、ドコモは購入後2年が経過した端末の電池パックを無料交換するという。これは既存ユーザーを重視する最近のドコモらしい施策だが、その背景には'06年の番号ポータビリティ(MNP)対策が垣間見える。電池パックの劣化はこれまで機種変更のタイミングであったが、MNP実施前後はキャリア変更のタイミングになる可能性があるからだ。特に最大手のドコモは、そのリスクが大きい。無料交換の実施タイミングや、1契約1回しか利用できない点からも、「'06年前後の時限爆弾の発動を止めた」とも考えられる。

自由に携帯キャリアを変えられる番号ポータビリティが実施されたときに、顧客に他社へと乗り換えられたくないがための戦略なのですが、それまでは新機種買い換えを促すために電池の劣化という時限爆弾を仕込んでいたということが、この記事に書いてあります。

わたしは PHS ユーザなので、今まで電池の劣化を理由に機種を買い替えたことはないのですが (PHS は消費電力が少ないために、1週間くらい充電しなくても平気で持ちますし、それがちょっと短くなってきても1日でなくなるということはありません)、携帯電話ユーザの友人たちは短い旅行でも充電器は必携ですし、なるほどという感じです。

故意に寿命を短くしようとまではしてないと思いますが、少なくとも電池寿命を延ばそうとする方向の技術的努力はあまりしてこなかったとは言えそうですね。

Posted: 水 - 2月 2, 2005 at 03:12 AM               Hatena Bookmark



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