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犬蹴りの法則 - 奈良女児誘拐殺害事件


ロバート・ハリスの「エグザイルス」の中で「犬蹴りの法則」ということを言っていますが、奈良女児誘拐殺害事件の容疑者でもこの法則が当てはまりますね。

「犬蹴りの法則」が何かというと、別に複雑な意味はなくて、聖人ぶっているような人間でも、陰で犬を蹴っているような奴は信用できない、というものです。

ロバート・ハリスが旅先であった人間に教祖的なカリスマを持った人がいたのですが、その人物が子犬を蹴飛ばしているのを見て、「言葉や雰囲気ではなく、行動を見て判断しよう。それも、子犬を蹴るか蹴らないかぐらいのベーシックなところで判断していこう」と悟ったそうです。「人間は人間としての、根本的な優しさ、思いやり、いたわり、つまり人間性によって判断していなければいけない。それがこの法則の心だった。」

毎日新聞:奈良女児誘拐殺害:「携帯画像入手」と自慢 小林容疑者
小林容疑者を知る人は、「冗舌に話すかと思うと、突然、激高することがあった」と話す。販売所の近くで飼っていた犬の腹を、力任せにけっている姿も目撃されている。

この記事の中で、毎日新聞の記者は小林容疑者にだまされてしまっているわけですが、その記者も「犬蹴りの法則」を心得ていれば、だまされることがなかったのかもしれません。

Posted: 月 - 1月 10, 2005 at 02:52 AM               Hatena Bookmark



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