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CCCD の無意味さを裏付ける研究結果


スラッシュドット ジャパン | WinnyはCDの売上を下げてない?経由、Mainichi INTERACTIVE Winnyで売り上げ下がらず? 研究成果発表によると、アンケート調査を分析したところ、Winny のファイル交換は CD の売り上げ減少には関係ない、という結果になったそうです。


Mainichi INTERACTIVE Winnyで売り上げ下がらず? 研究成果発表
学生500人にアンケート調査を行い、1年に買うCD枚数を調査したところ、Winnyを使用前と使用後でも購入枚数に差がなかった。田中助教授は、「オリジナルがほしい人はコピーの有無にかかわらず購入し、コピーを利用する人はコピーを禁止されても購入するわけではない。両者の需要が違うため、影響はないのではないか」と分析した。

思った通りという感じがします。価値があると思った音楽はお金を出して買うし、ファイル交換で入手するような音楽は、別にファイル交換で入手できなければ CD を買ってまで聞こうとは思わない、というのが実証されたわけです。

音楽業界は、コピーした曲のファイル交換により売り上げが落ちていると言って、ユーザに不利益を押し付ける CCCD を導入してきたわけですが、この調査から言えるのは、買いたいと思わせるような質の音楽をつくってこなかったことが売り上げ減少の原因だったということですね。

3月9日追記
同様の記事が ITmedia でも取り上げられていました。

ITmediaモバイル:Winny被害の実態とiPodケータイのススメ
田中氏が導き出した答えは、“WinnyによってCD売り上げはむしろ伸びている”ということ。つまり視聴したことで購入につながるケースもある。

3月31日追記
田中助教授の調査の内容が、もう少し詳しく載っています。

ITmediaモバイル:WinnyはCD売上を減らさず〜慶應助教授の研究に迫る

Posted: 火 - 3月 8, 2005 at 01:52 AM               Hatena Bookmark



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