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津波と智恵


昨日の記事「津波で助かった人・助からなかった人」の続きですが、昔の方が現代より智恵があったのではないかと思われる記事もありました。

スリランカでは、世界遺産にも登録されている17世紀の砦が、津波から住人を守ったそうです。

asahi.com : 古城の砦、津波防ぎ千人救う スリランカの世界遺産の街
インド洋津波で4000人余りの死者が出ているスリランカ・ガールの旧市街地で、17世紀にオランダが造った高さ約5メートルの城壁が津波を食い止め、住民約千人の命を救っていた。世界遺産にも登録されている砦(とりで)の街。その城壁が、この国にはほとんどない防波堤の役割を果たした。
(中略)

道路の所々にある排水口が、波が引くと同時に路地の水を吸い込んでいた。排水溝と一緒に植民地時代に造られていた。水は数十分でほとんど消え、浸水被害も最小限にとどまった。

1月10日の日経新聞には「樹木伐採、被害を拡大」という記事も載っていました。
スマトラ島沖地震とインド洋大津波の被災地では、津波の勢いを弱める沿岸の樹木を伐採していたことや、防波堤近くまで建物が密集していたために、被害が拡大したことが、文部科学省の現地調査で分かった。

津波で助かった人・助からなかった人」で触れたアンダマン諸島の先住民は、深い森での生活を送っているそうですから、津波の被害が小さかったのでしょうね。

Posted: 火 - 1月 11, 2005 at 02:10 AM               Hatena Bookmark



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