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産經新聞の捏造記事


ちょっと古いネタですが・・。産經新聞が、秋篠宮の元々の発言にはない、フジサンケイグループを持ち上げるような部分を勝手に付け加えていたそうです。これ自体が論外ですが、これが発覚した後の産經新聞の対応がまたひどいものです。

市民メディア・インターネット新聞JANJAN:メディア・「マスコミ料理教室」(8)産経新聞の訂正記事に驚いた!
【また今年から、フジサンケイグループが一体となってこの顕彰制度を主催することになり、「環境」と「経済」が両立する持続可能な社会の実現に向けて、ますますその役割を深めていくことを希望します】

 再掲載の「お言葉」にはこの発言はない。だいたい皇族の挨拶で、フジサンケイグループなどの私企業名は、よほどのことがない限り出ない。いくら(財)世界自然保護基金ジャパン名誉総裁としての発言でもヨイショ!が過ぎる。しかも通例、「お言葉」は聞き間違いを避けるために文書で渡されるはずだ。要旨にしてもこんな間違いをするはずがない。それがなぜ? 

 単なる【引用の誤り】ではないのだ。この記事は明らかな「捏造」「虚報」ではないか。『産経』は、よほどフジサンケイグループが「地球環境大賞」の主催となったことをPRをしたかったのだろうか。あるいは、当時苦境に立っていた日枝代表の“実力者”ぶりをPRしたかったのか。

このような事態が発生した理由として、予定稿をよく確認せずに載せてしまったのではないかという指摘があります。

市民メディア・インターネット新聞JANJAN:メディア・考察 「産経新聞の誤報」について
私の推測は「予定稿」の確認ミスです。推測とはいっても、産経新聞の知り合いにも聞いたうえでの推測ですから、まったく根拠がないわけではないことをお断りしておきます。

仮に予定稿を載せてしまったのだとしても、それに対する産經新聞の対応が心底失望させられるものです (期待もしていませんが)。

【訂正 十五日付1面の「地球環境大賞授賞式」の記事中、秋篠宮殿下のお言葉の中に、引用の誤りがありました。謹んでおわびし、全文を取り消します。あらためて全文を掲載します。】

「引用の誤り」で済まされるような内容でしょうか。こうしたときにどう対応するかが、その人なり会社なりの真価が問われるときだと思います。国のあり方についてどんなに論を述べていても、こんな対応では話にならないと感じます。

割と最近、個人的に似たようなこともありました。先日、登山ガイドをやっている新保という人が失礼な振る舞いをわたしとわたしの友人にしました。無視しておこうかと思いましたが、やはり腹が立ってきたので面と向かってどういうつもりだったのかを問いただしました。しかし、彼はへらへら笑って覚えてないと言い逃れました。百歩譲って彼には覚えていない些細なことだったとしても、された人間が面と向かって話しているのですから、真摯な対応をとるべきではないのでしょうか。

起こった出来事にどういう対応を取ろうと好きにすればよいと思いますが、結局それがその人や会社の程度を示すのだと思います。

Posted: 火 - 5月 24, 2005 at 02:42 AM               Hatena Bookmark



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