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沖縄・辺野古の海が危ないジュゴンの住む北限の海としても知られる、沖縄・辺野古の海で環境アセスメントを無視した海底切削が始まっています。米海兵隊普天間基地の代替施設としての海上基地をつくるための調査なわけですが、そもそもこのような海上基地自体が軍事的にも馬鹿げているのに、なぜ沖縄県と防衛施設庁、ひいては日本政府はこのような暴挙を進めるのでしょうか。
まず、海上基地が軍事的に意味がないことについての説明を、軍事アナリスト神浦氏のサイトから引用しておきます。
簡単にいうと、海上基地というのは極めて敵の攻撃に弱い基地である。地下壕は掘れない、周囲に防衛部隊を配備できない。交通路が限定される。航空、水上、水中から攻撃を受ける可能性がある。という軍事的な意味から、海上基地は空母機動部隊のように、強力な総合戦力で防衛されないかぎり弱体である。すなわち海上基地を維持するには他の戦力がさらに必要になる。それは今の状況ではおそらく不可能である。 北限のジュゴンを見守る会では今回の横暴な海底切削に対し、緊急の呼びかけを行っています。ちょっと長いですが、全文引用しておきます。 沖縄の東海岸辺野古からの緊急の訴えです。 防衛施設局と住民の衝突を受けて、海上保安庁が介入して、今現在一時作業は中断しているようですが、現地からの報告を読むとひどい状況だったことがわかります。 素潜りで何とか海底の掘削を止めようとしている息子たちも、作業員たちは海面に呼吸しに上がるダイバーを上から押さえ付けたり、けったりして、武道で鍛えた息子さえ「気合いを入れてかからなければ、命がない」という情況で、ましてや50〜70代の女性たちが足場を組む単管によじのぼり、引きはがされて海に突き落とされたり、20才のか細い女性が作業金具に引っ掛けられ血を流してまでいる情況には・・・数日前まで同じカヌーに乗っていた私でさえ想像を絶します。 辺野古海上基地建設阻止のための船を購入するためのカンパなども行われています。 わたしは今年始めて沖縄本島を訪れました。わたしはそれなりに基地のある神奈川の出身なのですが、沖縄での米軍基地の存在感はまったく違いました。この実感は内地で暮らしている人間には、なかなか実感しにくいかもしれませんが、基地との距離感が違うと感じます。喜納昌吉がライブで「沖縄 (那覇) は飛行場を出ると、右は自衛隊、左は米軍で、道路の両脇は基地のフェンスが延々続いている、こんなのは沖縄だけだ」というようなことをよく言っているのですが、見てはじめて実感できました。 昨今は沖縄ブームで、癒しの島だとかいろいろ言われていますが、広告によってつくられるうわべのイメージだけを見ないで、沖縄の現実、日本の抱えるツケの大きな部分を沖縄に払わせているという現実を忘れないようにしたいです。 Posted: 日 - 11月 28, 2004 at 02:50 AM |
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親サイトの Travellers Inn は旅に関するサイトですが、ここ Travellers Tale では、旅にこだわらず興味のおもむいたことについて書いています。ちなみに Travellers Tale という言葉は、旅行記ではなく、旅人の見てきたようなほら話のことを意味しています。
筆者ハンドル:Hiro (ハンドルネームという言い方は正確には間違いですよ!慣用化しているので、こだわる必要はないかもしれませんが。) Trackback powered by
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Total entries in this category: Published On: 6月 10, 2012 12:55 AM |