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Safari 関連 AppleScript を 10.3.9 対応にアップデート


OS 10.3.9 でバージョン 1.3 になった Safari ですが、変更が大きく、影響を受けるツールが多いようです。当方で公開しているスクリプトも、選択テキストを取得できなくなっていたので、なんとか解決してみました。

Safari 1.3 で外部からの JavaScript 呼び出しに対する脆弱性に対処したそうで、これまで AppleScript 中で window.getSelection を呼び出すことででできた選択テキストの取得ができなくなっています。

回避策を考えたのですがうまい方法がなく、多少強引な手法ですが、選択テキストを含む小さなウインドウを表示させ、そのウインドウのテキスト全体を AppleScript で取得させてみました。

アップデートしたものは以下で公開しています。

Software: Script Menu Items

今回アップデートしたスクリプトは3つです (バージョン 1.2)。
  • Title+URI+Text.scpt
  • Blockquote.scpt
  • Link+Blockquote.scpt

OS 10.3.9 にアップデートしていない場合は差し替える必要はありませんが、新しいスクリプトは 10.3.8 以前でも問題なく動作します。10.3.8 以前を使った場合は、window.getSelection が普通に使えるので、テキスト取得用の小さなウインドウ表示することはありません (バージョン 1.1 と同じ動作)。

今回のスクリプトは 10.3.9 上では強引なことをしているので、環境によっては動かないかもしれません。その場合は、不具合報告をよろしくお願いいたします。

追記
なお、当サイト配布のスクリプトに関係ありませんが、OS 10.3.9 アップデートで Safari で不具合が出ている場合は、以下を試してみて下さい。
  • ツールを入れている場合 (AcidSearch 等):10.3.9 対応版に差し替える
  • 10.3.9 対応版ツールがない場合:ツールを外す。SIMBL を使うものは怪しい
  • リンククリックがおかしい場合:ICeCoffEE を使っていたら、Safari を除外アプリケーションに
  • Java を使ったサイトが動かない場合:Security Update 2005-002 を当て直す

Posted: 火 - 4月 19, 2005 at 03:15 AM               Hatena Bookmark



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